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仕出し弁当

本当の仕出し弁当、食べたこと有りますか?コンビニの『仕出し弁当』という商品ではなくてね、料理人が綺麗に飾り切りした野菜とか、一口で食べられちゃうような焼いた鯛とかが入っているアレですよ。
何を隠そう(隠す必要もないが)仕出し屋の孫でありますから、子供の頃に制作過程を見ることができました。
寒天を使った和菓子っぽいスイーツが得意だったのをよく覚えています。
あの宝石箱のような弁当は職人技の集大成。
色・味・見た目、わくわくしましたね。
なので自分でカボチャを煮るときも祖父母を真似て、切り口の角が残り、醤油色ではない美しい仕上がりになるんですけど家族には「もっと味濃くして」とやや不評。
日常の食卓には上品過ぎて合わないのか、なんて良いように解釈しています。
現代はなんでもそこら辺に売っているし、外食産業も盛んでお店も多いですからね。
かしこまって料理人に弁当を注文するなんて機会はあまりなくなりましたよ。
昔は地域の会合でも会社のお花見でも、「今日はちょっと良い弁当を頼もうか?」みたいな感じでしたからね。
でもね女子会のような集まりで、「せーの!」で蓋を開けるまで何が入っているかわからない職人のお弁当を頼んでみるのも楽しいかもしれませんよ。
いわゆるインスタ映えもするでしょうし「これって材料何?」「どうやって作ってるの?」と会話も弾みます。
しかも栄養バランスも良くて糖質少な目なのもいいですね。

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